ウーマンリブを知っていますか?
1960年代からの学生運動のなか、1970年ウーマンリブが生まれたそうです。女性だけのデモが行われていました。
私も高校一年生の時、入学したばかりの高校で学園紛争が起こりました。かかげたスローガンは「学園の民主化」?
入ったばかりで何のこっちゃ解りませんでした。
吹奏楽部の先輩が2人、早朝練習の為に学校に行ったらバリケードストライキ!! 校舎の屋上で赤い旗を振ってアジテーションしていました。
そんな訳で高校はドタバタ、毎日全校集会ばかり。
数日後、解放されたら校舎内は机や椅子でバリケード。消化器の泡だらけ!毎日お掃除。今度は右寄りの先輩が校内を循環してました。
そんな頃「ウーマンリブ」という言葉を聞いた覚えがあります。その中心人物が、田中美津氏だそうです。
現在の彼女の4年間を追ったドキュメンタリー映画を観にいきました。目的は上映後の彼女のトークショーです。なんと彼女は鍼師です。
当然、あの上野千鶴子先生とも親交がある様子、映画にも出演されていました。
女性解放運動の歴史を知りました。ウーマンリブ運動から成田闘争や現在の沖縄の辺野古問題まで、彼女の活動のすべてが写されていました。
メディア発表されない彼女の、ありのままの姿が映像に映されていました。
トークショーでは衝撃的な彼女の今までの経歴が発表されました。子供の頃(5歳)の衝撃的な事件。現在も戦っている病にも話がおよびました。
女性活動家と言うと、固い、こわそうな人かと思いましたが、落合恵子さんや上野千鶴子さんと同じ、とても純粋な心を持ち、やさしい顔をしたステキな女性でした。
男性に対抗するのではなく、女性そのものの解放、生き方変革、社会改革に生涯を捧げ今でも自分探しをしている様です。
男と言うものを恨んでいるわけではありません。権力や社会通念の重爆に押しつぶされ自分を見失っている男性社会の事もチャント分析されていると思います。
解放されなくてはいけないのは男性も同じです。見えない悪にこの社会は汚染されてしまっています。
工藤 直子さんの「あいたくて」と言う詩が頭に浮かびました。
雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、コロナウイルスの恐怖ニモ負ケズ、前日の予約時には空席ばかりでしたが、当日はほぼ満席でした。
トルコ人と言っていましたが留学生のグループまで。
男性はほんの数名だけ。これからも日本は女性によって救われそうです。
サインを戴くときに鍼談義を少しだけしていただきました。いい勉強をさせて戴きました。



