絵本編集者で500冊以上の児童書・絵本作りに参加。
企画・編集・デザイン等多数の作家との交流を続けている、
京都精華大学特任教授 小野明先生の「大人の為の深読み絵本」の講義を受講しました。
子供時代に絵本を読んだ記憶がありません。
サラリーマンを辞め自由業を始め、頭も常識という社会の掟から自由になって来たようで、色々な分野に興味が湧いてきました。
絵本もその1つ。人間はそれぞれの年代ごとの経験をつまないと欲求不満になるようです。
残念ながら大人になってしまいましたが、絵本を読むと涙がでそうです。
子供は絵本に何を感じ何を学んでいるのでしょうか。
「これはこういう事です」という解答を求めてしまう様な教育を受け、本来の感性がどんどんなくなり、皆、同じ答えを出す人間にされてしまっている様な気がします。
大人の感性として、作家や画家が何を表現したかったのか、考えるのも大人の絵本の読み方かも知れません。
今回は静止画で一つ一つをめくっていくことで様々なものが動き出す表現を作者がどう行っているのか学びました。
私の様な初心者の為に、世界の美術表現史を教えていただきましたが、どうやら日本の「鳥獣戯画」が世界初の巻絵、動く絵本の原点の様です。
巻絵の本来の読み方を習いました。
日本のマンガ・絵本が世界で最も注目されている原点のようです。
絵本作家の卵さんや学生さん、専門家らしき人、多数聴講していました。
解説された絵本、お子さんにいかがですか。私の様に浦島太郎になっちゃう前に。
子供に読み聞かせした本が何冊か登場しました。
嬉しい!!6月に「絵本とかなしみ」というテーマの講座があります。
かなしみを表現している作品?何かチョト想像できません。
「もじゃもじゃペーター」「りんごかもしれない」「もうぬげない」
「おこちゃん」「このあいだになにがあった?」「よるのびよいん」
「ぐりとぐら」「はじめてのおつかい」「あじのひらき」「あさになったのでまどをあけますよ」
「いっぽんばしわたる」「さる、るるる」「そして犬は走ってゆきます」
「キャベツくん」「ちへいせんのみえるところ」「ユッコさんのともだち」
「かいじゅうたちのいるところ」「まばたき」