東京大学入学式の祝辞が話題になった、上野千鶴子先生の講演を受講してきました。
お題は
「#MeTooから#WeTooへわたしたちはもうガマンしない」
ドキッとする講題です。セクハラ等のハラスメントのお話がありました。
会場は満席、メディアの席まで用意されていました。大手メディアはこの様な話題の取材を行わない事が多い様です。
記者が上司の許可を得ようとすると却下される様です。体制に不利な事はどんな事でも隠されてしまいます。
当日はドイツのメディアが取材に来ていました。日本の大手メディアは取材に訪れていたのだろうか。
専門用語を極力使わず、優しい日本語を使っての講演は久しぶりに、解りやすい、日本語本来の美しい日本語のお話を聞きました。
東大の祝辞でも専門用語は1ヶ所だけしか使わなかったと話していらっしゃいました。
お話は、かなり耳の痛くなるようなお話ばかりでした。男性にとっても、女性にとっても。
いままで人間が作ってきた、社会の「からくり」を徹底分析、当事者研究等の手法でみごとに明らかにしてくれました。
頑張っても女も男も報われないこの社会の仕組みが理解出来ました。質問も長時間にわたり、丁寧に答えていただきました。
「ミソジニー」という言葉を初めて知りました。
聴講者はほとんど女性、男性は数名、ちょっと肩身が狭い感じでしたが、しかしお話は男性批判だけではない、社会学の手法にのっとった、人間社会の本質をみごとに明らかにしてくれました。
女性にも ドキッと考えさせられるお話だと思います。サイン会でも丁寧に遅くまで会話をしてくれていました。
大学生、主婦、教育者…年齢層も幅広く、私の様な門外漢も少しいたかもしれません。
小生もサインをいただきました。皆さん色々相談をしていましたが。
鍼灸師と申し上げると、今日の話はどうでしたかと、逆に質問をされてしまいました。
ビックリ!日々の仕事の中で考えている事と先生のお話を対応し。
また自分の立場でのハラスメントの危険性をお話しましたら。なぜか共感していただき名刺も受け取ってくれました。
皆さん並んでいたのにチョット長話しをしてしまいました。
ゴメンナサイ!そんな訳で、一緒に写真を写して戴くのを忘れて会場を後にしてしまいました。
高校野球部の女子マネージャが甲子園のベンチに入れない事や
学内事情や子供への対応を質問をした、静岡県の超名門進学校の倫理の素敵な先生と立ち話しをしました。
学校の内情を教えていただきました。
あらためて「権力」はあぶない、チカラを持った途端に、人はおかしくなってしまう様です。
しかし、いい先生も沢山います。お役人も政治家も…ちゃんとしている人も沢山いるのですね。