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2019.04.23更新

初めて「平家琵琶」を聞いて来ました。

鎌倉時代に「生仏といわれた盲人の法師」が天台宗の仏教歌謡の曲調によって語りを始めたそうです。

第二次大戦後、平曲200曲全部語れるのは仙台の館山甲午氏だけになってしまい、

あの辞書で有名な国語学者、金田一春彦氏が館山氏から伝授を受け、唯一の伝統的な平曲の継承者となってしまったそうです。

その後金田一先生の弟子、須田誠舟と金田一先生に師事した、荒尾努氏が今日、平家琵琶弾き語りを披露してくれました。

初めて耳にする平家琵琶の音ですが、何とも「無常」といいますか、悲しい音と語りでした。

平家物語はラフカディオ・ハーンの「怪談」の中で「耳なし芳一」が平家の亡霊の前で演奏したぐらいしか記憶がありませんが、ゆっくり語る日本語の美しさ、心の豊かさが伝わりました。

平家一族はとっても家族思いの集団だった様です。

「力」で戦うだけではない、縄文人からの思想・哲学を実践していた様な気がしました。

鎌倉、室町時代は大河ドラマの様ではなく、もっとゆっくり日本語を話していたようです。

TVや学校の歴史教育に騙されてはいけませんぞ。

方言まるだしで話しをしていました。ですから日本人同士でも話が通じない事も多々あった様です。

和歌などでも、方言を多く使った歌が残されています。東京と京都ではまったく言葉が違います。

縄文時代、アマテルカミが「ことば」で国をまとめようと「アワ歌」で日本中に「あいうえお」を教えた事は先見の目があった様です。

源 義経もNHKドラマの様な人ではなく、掟破りのとんでもない戦法をとっていたようです。

武士道のシキタリに従わないキタナイ?戦法で敵を絶滅させてしまう冷血なことをしていました。

演奏終了後、楽譜を見せていただいたり、実際に琵琶を弾かせていただきました。

小生もビョーンビョーンとやってみました。エレキギターより、さらに重い楽器でした。

弦も太く固い。絹糸をまとめて油をつけて固めているそうで、かなり強くバチで弾かないといい音が出ませんでした。

CDにサインをしていただきました。

しばし昔の日本に思いをはせました。日本の芸術に触れた一夜でした。

また、日本が好きになりました。当院では、しばらくBGMで平家物語かけます。みんな嫌がるかも?

院内が暗くなりそうです。何たって、涙なみだの物語ですから。私の気持ちが満足するまでガマンして下さい。

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投稿者: せな整骨院・鍼灸院

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